株式会社キーバインド様
現場の負担“ゼロ”で即戦力を育成|Aimax IT SCHOOL導入で変わった新卒教育の現場
株式会社キーバインド様(以下、キーバインド)は、金融系を中心とした開発支援と、自社プロダクトの提供を両軸に展開するシステム開発会社です。東京本社と鹿児島営業所の2拠点体制で、若手エンジニアの育成にも力を入れています。
そんなキーバインドが、毎年の新卒採用とセットで向き合っていたのが、研修にかかる社内リソースの圧迫と育成の属人化という課題でした。本インタビューでは、同社が直面していた新人教育の悩み、そしてその解決策として導入したAimax IT SCHOOLの研修内容、導入によって得られた具体的な成果についてお話を伺いました。
新人採用・中途採用後の研修で抱えていた課題を教えてください
弊社では、毎年数名の新卒社員を採用しています。ただ、実務をすぐに任せられるだけのスキルや意識が、入社直後から備わっていることはほとんどありません。特に情報系の学校からの採用も行っているため、プログラミングの基礎力に差があるケースもあります。
また、これまでは社内の先輩社員が講師役を担い、約2ヶ月間かけて新人研修を実施してきました。準備からカリキュラム作成、実施、フォローまで一貫して内製していたのですが、その負担が年々大きくなっていたんです。
特に4月は、採用業務・面接・現場対応が重なる時期であり、エンジニアが研修のためだけに社内リソースを割くのは非常に厳しい状況でした。毎年1〜2名のエンジニアを丸2ヶ月研修対応に充てる必要があったため、正直なところ限界に近づいていたと思います。
そうした背景から「もっと効率的に」「育成の質を落とさずに」研修を回せる仕組みが必要だと考え、外部研修の導入を検討するようになりました。
他サービスとの比較は実施されましたか?またAimax IT SCHOOLを選んだ決め手を教えてください
弊社では、外部研修を利用する前に複数の研修会社を比較検討しました。そのなかでAimax IT SCHOOLを選んだ決め手は、実務を想定したアウトプット重視のカリキュラムと、成果発表を通じて成長を“見える化”できる仕組みがあったからです。
実は、以前から技術面でお付き合いのあった担当の方に「Aimaxでも研修をやっている」と伺ったのがきっかけでした。すぐに詳細をヒアリングさせていただいたのですが、成果物をつくって終わりではなく、それを発表・評価するプロセスが含まれている点に非常に魅力を感じました。
基本的なプログラミングの知識を学べることはもちろん、受講生が最終的に自分の制作物をプレゼン形式で発表し、それを我々企業側も動画で確認できるため「誰が、何を、どのレベルまでできるようになったか」が一目瞭然なんです。単なる成績表ではわからない個性や理解度の違いも見えるようになるので、配属判断の精度も上がりました。
また他社の研修サービスには、ここまでのアウトプット管理や可視化はなかったのが大きな違いです。総合的に見て、研修の成果が高く出やすいと感じ、Aimax IT SCHOOLにお願いすることに決めました。
Aimax IT SCHOOLで受講した研修コース・内容・期間を教えてください
受講したのはJavaプログラミング研修の2ヶ月コースです。人数は年によって変動しますが、多い年で8名程度の新卒社員が受講しています。
また弊社の場合、東京・鹿児島の2拠点に新卒社員がいるため、東京の社員は主に対面参加、鹿児島拠点の社員はWEBでの受講というように、ハイブリッド形式で利用しています。
通常だと、各エリアにある研修スクールなどを利用して受講する会社なども多いそうですが、スクールの教員が異なるため、研修終了時点での成長度合いに差が出ることも少なくないと聞きます。
一方で、Aimax IT SCHOOLは、離れた拠点にいても、同じカリキュラム・同じ講師で進めてもらえるので、研修品質のばらつきが出ないのが安心ですね。研修中も講師の方と個別に相談ができ、進捗に応じて進め方を柔軟に調整していただけるところも助かっています。非常にクライアントファーストなスクールです。
また、Aimax IT SCHOOLの研修は人材開発支援助成金の対象となっており、弊社でも初回から申請を行いました。必要な書類はあらかじめ提供いただき、自社で手続きが進められるようになったことで、2回目以降の申請はほぼ自走で対応可能になりました。
「教育の質を高めながらコストも抑えられる」点は、非常に大きなメリットだと感じています。
研修の受講により会社や受講者に起きた変化・効果を教えてください
これまで社内で新人社員の研修を運営していた頃は、1〜2名の社員が2ヶ月間拘束される形で対応していました。一方で、現在の新人研修はすべてAimax IT SCHOOLにお任せしているため、その分の工数をまとめて削減できました。おおよその計算にはなりますが、人件費換算で3ヶ月分の業務リソースが浮いたイメージですね。
また、業務負担の軽減はもちろんのこと、研修を受けた社員が一定のスキルを持って配属されることで、OJTも格段にスムーズになりました。研修中に開発→発表という工程を経験しているので、現場でも「自分でつくって動かす」ことに対して抵抗感がなく、最初から手が動く状態になっているのが印象的です。
また、研修中の中間発表や成績評価、プレゼン動画といったフィードバックコンテンツのおかげで、現場マネージャーも「この人にはこういう特性がある」と事前に把握しやすくなりました。配属後の教育や育成の計画を立てる際にも役立っています。
面談の場では「最初から自分で何かつくれる状態になっていたのが自信になった」と受講者本人からも声をもらっています。インプットだけで終わらない、アウトプットを通じた成長実感が、現場での自走力につながっているのだと思います。
Aimax IT SCHOOLの研修はどのような課題を抱える会社におすすめですか?
特におすすめしたいのは、社内で新人研修を回す体制が整っていない中小規模のIT系企業です。
大手企業のように研修専任チームがいない場合でも、Aimax IT SCHOOLのような外部サービスを活用することで、リソースの分散・教育の属人化の解消につながります。
また、研修成果が「見える化」することで、その後の面談や配属先選定、さらには中長期的な育成計画まで具体的に設計しやすくなります。「教育して終わり」ではなく「どう活躍してもらうか」まで逆算できるのが大きなポイントですね。
教育の質、運用負担、費用対効果の3点でお悩みの企業があれば、Aimax IT SCHOOLは非常に心強い選択肢になると思います。